Facebook活用のお手本!劇的に集客力と売上を向上させたブランド「土屋鞄製造所」


1965年、小さなランドセル工房としてスタートした土屋鞄製造所。お客様へ直接販売するという方針のもと、数店舗の直営店とオンラインのみで販売している革製品のブランドだ。

土屋鞄製造所はFaecbook普及に合わせて、うまくその流れに乗りファンづくりの成功を収めた数少ないブランドだ。今ではなんとFacebookで23万人の「いいね」を集め、多くのファンを保有するデジタルマーケティングの先駆的なブランドとなっている。

今回はこの土屋鞄製造所が行っているデジタルブランディングについて、成功の要因を探りたいと思う。

土屋鞄製造所ブランドサイト

土屋鞄製造所

 

お手本のようなFacebook活用

土屋鞄製造所のデジタルブランディングの成果の一つは、23万人のFacebookページのファンであることは言うまでもない。当然、Facebookの広告をただやり続けているだけではこれほどのファンを獲得することは難しい。なにより、ひとつの投稿に対して、5000〜1万人近くの人が「いいね」をしているこの反応率の高さが、良質なファンが定着していることを示している。

ファンを魅了しているFacebookの運用とはいったいどんなものなのだろうか。

土屋鞄Facebookファンページ

土屋鞄製造所Facebook

 

  • クオリティの高いビジュアル

土屋鞄がFacebookで投稿しているビジュアルはクオリティが非常に高い。
見ていて心地の良いものや、心癒される柔らかい光に包まれたビジュアルが特徴的だ。一つ一つの写真それぞれがアート作品のようになっている。

土屋鞄Facebook投稿写真例

Facebookで投稿をすると、Facebookページを「いいね」してくれているファンのタイムライン(メイン画面)にその投稿が表示される。しかし次から次へとファンの友人やその他に「いいね」しているブランドのファンページの投稿が流れてくるため、ユーザーが目にしてくれる機会はそれほど多くない。

その数少ないチャンスをものにするためには、目を引くビジュアルが欠かせないのだ。
土屋鞄のように投稿頻度はそれほど多くないものの、高いクオリティのビジュアルで目を引く投稿をし続けることがファンづくりの成功要因の一つと言えるだろう。もちろん、土屋鞄のようにアート作品のようなクオリティの写真を投稿し続けることは容易ではない。大切なことは「真似してみたい!」「こんな生活素敵!」といった共感できるビジュアルの投稿を心がけることである。

また、ビジュアルのトーンを統一にすることも重要だ。
土屋鞄は写真をみた瞬間になんとなく土屋鞄っぽさを感じる。毎回同じトーンの写真を投稿することで、タイムラインで流れてきた時に「あ、土屋鞄だ!」といった風に目に止まりやすくなる。
バラバラのトーンではいつまでたってもブランドの印象が定まらず、ユーザーに覚えてもらいにくい。写真はできる限りトーンを揃えて投稿しよう。

 

  • 商品へのこだわりと作り手が見える安心感、革の良さが引き立つシーンの投稿

土屋鞄の投稿を簡単にまとめるとおおきく4つだ。

1.作り手の素顔やものづくりのワンシーン

鞄作りで真剣に革と向き合う職人の姿や、ほっと一息入れているシーン、職人の手や道具を紹介する投稿など。写真やコメントを通じてどれだけ思いを込めて商品を作っているのかがひしひしと伝わってくる。

Facebook投稿例

 

2.商品の紹介

ただ商品を紹介するだけでなく、商品が使われている素敵なワンシーンとして紹介することで、よりその商品がどう活躍するのかイメージしやすい投稿になっている。

土屋鞄Facebook投稿例2

 

3.日本らしさを感じる季節の移り変わり

アジサイや海の日に海辺の写真を投稿するなど日本の四季を感じられる投稿をしている。一見ブランドとはなんの関係もないように感じられるが、日本の四季や歳時記を大切にする姿勢から、美しさや品格のあるイメージをもたらしている。

土屋鞄Facebook投稿例3

 

4.運用スタッフの日常

スタッフの食事のワンシーンやバーベキューのシーンなどを投稿している。その時々のスタッフの思いなどが綴られていて親近感がわく投稿となっている。

土屋鞄Facebook投稿例4

これらの投稿を通して、土屋鞄がどんなことを大切にしているのか、またどんなスタッフが運用しているのかがわかる。ブランドのありのままの姿を見ることで、見ている人は親近感がわいてくるものになっている。

 

ブランドの思いが伝わる雑誌のように楽しめるデジタルコンテンツ

Facebookの運用だけでは、ファンは定着しにくい。なぜならFacebookの投稿だけでは、ブランドの世界観を表現したり、伝えたいことを完全に伝えるには、制限が多く十分な情報を発信しきれないからだ。

そのため、世界観が表現された、読み物としても楽しめる、そしてブランドや商品の魅力を十分に伝えることのできるコンテンツをつくり、そこへFacebookから誘導するほうがファンをつくるには有効だ。土屋鞄製造所はファンにとっても、一切ブランドのことを知らない人にとってもとても魅力的なコンテンツを提供している。

 

  • 革製品への想いと魅力が伝わるコンテンツ

実際に土屋鞄が提供しているコンテンツを幾つか紹介する。どのコンテンツも丁寧に選びぬかれた言葉と土屋鞄らしい写真を活用し、とても魅力的なコンテンツに仕上がっている。

 

タイトル:私の惚れ財布 〜感触を楽しむお財布〜

皮の魅力の一つに、使い続けることでだんだん味わいが出てくることがある。
このコンテンツでは土屋鞄の財布を使い続けている人の財布を紹介している。新品にはない魅力を訴求できるコンテンツだ。

コンテンツマーケティング事例

 

タイトル:特別な日のスタンダード

実際に土屋鞄を使っている人のインタビューコンテンツだ。
素敵な女性がおくるライフスタイルの中にある土屋鞄のバックを紹介することでカバンの魅力が一層引き出されている。

コンテンツマーケティング事例

 

タイトル:職人の工房

職人の工房の一コマを切り取って紹介しているコンテンツだ。
作り手の顔が見れるだけでなく、一つ一つの商品をつくり上げるための手間ひまが理解できる。職人やスタッフの顔まで見れるためブランドのオープンな姿勢が伝わってきて、ブランドの信頼にも繋がっている。

コンテンツマーケティング事例

 

すべてのコンテンツが読み物として楽しめる。生活の一部を切り取ったような自然な写真や選びぬかれたコピーライティング、職人やスタッフ、モデルさんたちの笑顔や真剣な眼差しから、土屋鞄の伝えたい想いがよく伝わるものになっている。

 

  • 言葉では伝えきれない想いを動画で伝える

なかなか空気感を写真や文章だけで伝えきることは難しい。繊細な職人技やものづくりに向き合う姿勢、緻密な作業の雰囲気は動画だからこそ伝わるものがある。

そんな土屋鞄のあふれだすような想いは動画として表現されている。

 

ビジュアルで最大限に商品の魅力を訴求したオンラインショップ

土屋鞄が提供しているのは鞄ではない、ライフスタイルを楽しむための道具だ。
商品詳細ページでもそれが十分に伝わってくる。商品を使うことで日常にどんな喜びがあるのか、そのヒントとなるメッセージをビジュアルや文章を通じて伝えている。

商品詳細ページ事例

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いかがだっただろうか。今回は具体的なFacebookの使い方やコンテンツの事例をベースに土屋鞄製造所のデジタルマーケティングの紹介をした。学ぶべきことが多かったはずだ。ぜひ参考にしてほしい。

 

 


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